アンモニア生産工場用の窒素冷却
クライアント: 南東部のアンモニア工場
位置: 米国
セクター: 石油化学プラント-プロセス改善
チャレンジ
夏期に窒素流量が増加する
アンモニア生産には水素/窒素の補給率を正確に3:1に保つ必要があります。この割合が狂うとアンモニア生産が停止します。
外気からの窒素が大型のコンプレッサーを通して反応装置に補給されますが、夏季の外気は密度が低いため、流量が減少してアンモニアの生産が低下します。
流量を元に戻す1つの方法は、コンプレッサーに入る空気を冷却することです。生産工場はすでにこれを試しましたが、冷却システムの信頼性が悪く、必要な空気の流量を維持できませんでした。ピーク温度が105°F (40°C)に達する時、冬季レベルの流量に戻す冷却システムを用意できるでしょうか?
プロジェクト調査ファイル
ソリューション
外気を冷却する2ステージシステム
温度制御を専門とするAggrekoプロセスサービス(APS)エンジニアは2-3のシナリオを検討し、夏の気温と結果として生じる流量の減少に対応する最も効果的な方法として外気を冷却する2ステージシステムを考案しました。
私たちは外気をフィルタハウジング内で冷却するエアコンディショニング装置を設計しました。フィルタハウジング内で空気が50-55°F(12.77‐10℃)に冷却されると、空気はコンプレッサーに移動されます。この設計にはコンプレッサーが冷却された空気を受け取った時、圧力低下を避ける特別な条件が含まれました。
結果
生産が1日当たり38,000 トンに戻りました
2ステージシステムは気温が上昇した時も、約5,550-7,500 ポンド/時の空気流量を冬季の流量レベル、約48,000-50,000ポンド/時に増加しました。
お客様はプロセス知識、専門知識、適切な設備を提供した当社のエンジニアのサービスに大変喜ばれました。アンモニア生産を38トン/日に改善した完全パッケージは工場の収益に大きな貢献をもたらしました。
冷却装置はプラントの操業に支障なく設置されました。